海の沿岸では耐塩害性のある結束バンドを

結束バンドはケーブルを固定するための留め具です。

屋内だけでなく屋外でも使用することができます。主に配線工事で使用されますが、DIYではケーブル固定以外の用途で使われることもあります。結束バンドはとても使い勝手が良く、先端に付いている穴にもう片方の先端を通すだけで物を縛り付けることができます。工具を使えば簡単に切断することができるので、穴に通して出てきた不要な部分は難なく取り除けます。そうすることで結び目はコンパクトに、見た目も綺麗になります。

そのような使い勝手の良さに加えて、かなりの負荷にも耐え、自然に解けることがないといった優れた特徴も持ってます。ところで結束バンドは色々な場所で使用が可能ですが、海の沿岸で屋外使用する場合は、耐塩害性を持つタイプを使う必要があります。耐塩害性とは塩分による腐食が進まない性質です。海の沿岸には海水に含まれている塩分が風に乗って飛んできます。

それが金属製のものや合成樹脂製のものに付着すると腐食したり、植物が枯れたりします。それらを塩害といいます。そのため塩害の発生する場所で耐塩害性を持たない結束バンドを使うと素材の合成樹脂が腐食し、破断に至るのが早くなります。破断すると外れてしまうだけではなく、例えばケーブルであれば風で揺らされ、壁などとの摩擦で被覆が剥がれたり、さらには断線してしまうこともあります。このようなことから海の沿岸において屋外使用する場合は、耐塩害性のある結束バンドを使う必要があります。
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