配線ダクトには二種類あります。

一つは配線を纏めて取り付ける器具で、もう一つは天井に照明器具を設置する家庭内のインテリアです。後者はライティングレールとも呼ばれます。前者の配線を纏める配線ダクトは、電線やケーブルを中に纏め、これを通して電気を送ります。配線を纏める方の配線ダクトは、それを用いることで配線をまとめ上げて、配線や機器が占めるスペースを減らせるメリットがあります。前者は主に樹脂や金属で出来ています。

使用される樹脂は硬質塩化ビニルであり、それで出来たダクトは難燃性と耐熱性が高く、腐食しにくいです。またこの素材は難燃性があり、火災が発生しても燃えにくく、熱源が消えれば次第に自分で消火していきます。金属製の配線ダクトは、配電盤内の電線から発生する電磁ノイズを抑えます。このノイズは静電気や雷などの放電現象や、機器のスイッチングで発生します。このノイズは回路に不要な電気を生み出し、誤作動を起こしたり、酷い時は機器を破壊してしまいます。

そうなると配電盤は正常に機能しなくなります。金属製のダクトはそのような事態が起こる確率を下げます。後者のライティングレールと呼ばれる配線ダクトは天井に取り付けられます。レールの中には電源の電極だ取り付けられており、レール上に電気が流れる仕組みになっています。レールには複数の照明器具を取り付けることができ、部屋の大きさと個数に合わせて、実用的かつ快適な空間を演出できます。