配線ダクトというと、昨今では公共施設や学校・会社だけでなく一般家庭でも広く普及している設備です。

増えすぎてしまった電源ケーブルを一か所にまとめて収納でき、さらに目立たないようにもできるので見栄えを良くするのにも役立ちます。一般的な配線ダクトは設置した電気製品の位置に合わせるため、「外付け工法」という施工方法でモールという部品を壁や床に取り付けるものになります、この場合、壁・床の色に合わせたモールを用いたとしても、配線ダクトを取り付けているということは目に見えてしまいます。照明器具の場合、天井に器具を取り付けるので「外付け工法」のようにモールを天井に取り付けると違和感を抱く方も多いことでしょう。

照明器具用の配線ダクトを設置する時は、「隠ぺい工法」という施工をするのも一つの手です。「隠ぺい工法」とは文字通り外から見えないようにダクトを設ける方法で、天井裏に設置することになります。照明器具であれば約2cm程度のレーンを天井裏に取り付ければいいので、電気工事専門会社に施行を依頼しても約1万円で工事をおこなってもらえます。「隠ぺい工法」の利点として挙げられるのは外から見えないというのはもちろんのこと、電源供給もダクトからおこなえる点です。家屋内の主電源からケーブルを引っ張ることができ、照明器具の電源ケーブルをわざわざコンセントに差し込む必要もなくケーブルレスのような形で設置することができます。
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